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箱根駅伝の歴代優勝回数ランキング!最多14回の中央追う青学と駒澤の今

荒川 結衣 荒川 結衣 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
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新春の風物詩として国民的な熱狂を生み出し続ける東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。第100回の節目を越え、2026年を迎えた現在も、学生ランナーたちが繰り広げるドラマは進化を続けています。近年の箱根路といえば、卓越したチームビルディングで黄金期を築く青山学院大学と、徹底した育成力で常に優勝争いに絡む駒澤大学の「2強」が記憶に新しいところです。

しかし、1世紀を超える箱根駅伝の歴史を紐解くと、通算優勝回数の頂点に君臨しているのは別の伝統校です。往年の古豪が打ち立てた不滅の大記録から、高速化が極まる現代の勢力図まで、箱根駅伝における歴代優勝回数の真相と各校の軌跡を解説します。

【歴代優勝校一覧】箱根駅伝の通算優勝回数ランキングTOP10

箱根駅伝優勝回数ランキング

箱根駅伝の長い歴史において、総合優勝の栄冠を手にした大学は限られています。まずは、これまでに刻まれた箱根駅伝歴代優勝校一覧から、通算勝利数の上位校をランキング形式で振り返ります。

順位 大学名 優勝回数 初優勝年度 直近の優勝
1位 中央大学 14回 1925年(第6回) 1996年(第72回)
2位 早稲田大学 13回 1927年(第8回) 2011年(第87回)
3位 日本大学 12回 1935年(第16回) 1968年(第44回)
4位 順天堂大学 11回 1966年(第42回) 2007年(第83回)
5位 日本体育大学 10回 1969年(第45回) 2013年(第89回)
6位 駒澤大学 8回 2002年(第78回) 2023年(第99回)
6位タイ 青山学院大学 8回 2015年(第91回) 2025年(第101回)
8位 明治大学 7回 1920年(第1回) 1949年(第25回)
9位 大東文化大学 4回 1975年(第51回) 1991年(第67回)
9位タイ 東洋大学 4回 2009年(第85回) 2014年(第90回)

通算優勝回数で首位を守り続けているのは中央大学の14回。2位には臙脂(えんじ)の伝統を誇る早稲田大学が13回で肉薄し、3位には昭和期に強さを誇った日本大学が12回で続いています。上位を占めるのは、大会草創期から激闘を演じてきた超名門校です。

一方、2000年代以降に急激に数字を伸ばしたのが駒澤大学と青山学院大学です。特に青山学院大学は2015年の初優勝からわずか10年余りで8度の総合優勝を飾り、歴代上位陣を凄まじい勢いで猛追しています。

【最多優勝の真相】中央大学最多優勝記録と不滅の「6連覇」

歴代単独トップの14勝を誇る中央大学。その栄光を語る上で欠かせないのが、1959年(第35回)から1964年(第40回)にかけて打ち立てた前人未到の6連覇です。

連覇記録歴代まとめを見ても、日本体育大学の5連覇(1969〜1973年)、青山学院大学の4連覇(2015〜2018年)を抑え、半世紀以上破られていない大金字塔として輝いています。当時の白地に赤文字「C」のユニフォームは、箱根路において絶対的な強さの象徴でした。

しかし、1996年の第72回大会での優勝を最後に、中央大学は長く頂点から遠ざかります。2010年代半ばには予選会落ちを経験するなど名門崩壊の危機に直面しました。その暗黒期を救ったのが、OBである藤原正和監督の就任です。

主将だった吉居大和選手らの覚醒を契機に、第98回大会でシード権を奪回すると、翌第99回大会では28年ぶりの総合2位へ躍進。古豪復活を果たした中央大学は、伝統の「14」という数字をさらに更新する準備を整えつつあります。

【現代の2強】青山学院大学駅伝部と駒澤大学駅伝部が創る高速化時代

21世紀の箱根駅伝は、青山学院大学駅伝部と駒澤大学駅伝部の激突によって新たなフェーズへと進化しました。

原晋監督率いる青山学院大学は、2015年に「青トレ」と称される独自の体幹強化メソッドや表現力を高める指導で初優勝を飾ると、そのまま4連覇を達成。第100回大会(2024年)では、10時間41分25秒という驚愕の総合優勝タイムを叩き出し、大会記録を塗り替えました。気象条件やコース変更を考慮しても、1万メートル28分台前半の走力を持つ選手が10区間隙間なく並ぶ選手層は圧巻の一言です。

対する駒澤大学は、大八木弘明総監督の情熱指導から藤田敦史監督へと襷が受け継がれ、2022年度には史上5校目となる大学駅伝三冠(出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝)を達成。田澤廉選手(現・トヨタ自動車)や鈴木芽吹選手、佐藤圭汰選手といった世界基準の逸材を次々と輩出し、単独走でも崩れない無類の「個の強さ」を確立しました。

両校の通算優勝回数は並んで8回。2010年以降の優勝旗をほぼ独占してきた両校のライバル関係が、箱根駅伝全体の高速化を牽引しています。

【伝統と栄光】早稲田大学競走部と順天堂大学が築いた黄金期

青学・駒澤の2強以前に、箱根路を支配した強豪たちの存在も見逃せません。

歴代2位の優勝13回を誇る早稲田大学競走部は、1990年代に渡辺康幸選手(現・住友電工監督)らを擁して一世を風靡。2010年度には大迫傑選手らを擁して大学駅伝三冠を達成するなど、節目ごとに爆発的な強さを見せつけてきました。トラック競技とロードの双方で世界を目指す育成哲学は、今なお色褪せていません。

そして歴代4位、11度の優勝を誇る順天堂大学歴代優勝の歴史は「山」とともにあります。「初代・山の神」と呼ばれた今井正人選手が5区で異次元の走りを見せた2000年代中盤の黄金期を含め、1980年代後半には4連覇(1986〜1989年)を達成。医学部を擁する総合大学として、スポーツ医科学に基づいた先進的なアプローチで箱根を席巻したパイオニアです。

【勝敗を分ける記録】往路・復路の完全制覇と過酷なシード権争い

箱根駅伝の勝敗を読み解く上で重要なファクターが、往路優勝復路優勝の行方です。

往路を制した大学がそのまま総合優勝を飾る確率は約7割と言われていますが、近年は復路の選手層が厚いチームによる逆転劇も目立ちます。第97回大会(2021年)で駒澤大学が見せた最終10区での大逆転劇は、復路での総合力がもたらした劇的結末の代表例です。

加えて、厚底シューズの進化やトレーニング理論の刷新に伴い、区間新記録一覧の更新スピードは劇的に加速しました。2区の「権太坂」「戸塚の壁」、5区の「天下の険」、6区の「急勾配の山下り」といった名物区間の記録が次々と塗り替えられています。

頂点争いと並行して熾烈を極めるのがシード権獲得回数を左右する10位争いです。10位以内に入れなければ、過酷な秋の箱根駅伝予選会結果に運命を委ねることになります。1秒の差で天国と地獄が分かれるシード権争いこそが、箱根駅伝の底知れぬ過酷さを物語っています。

【2026年最新動向】戦国駅伝の行方|國學院・創価らの台頭と新たな勢力図

2026年を迎えた現在、箱根駅伝の勢力図は「青学・駒澤の2強」から「多極化の戦国時代」へと決定的な地殻変動を起こしています。

その筆頭が國學院大學です。出雲駅伝や全日本大学駅伝で駒澤・青学を破って優勝を果たすなど、前田康弘監督のもとで徹底的に磨かれた泥臭い粘りと終盤の勝負強さは、いまや大学長距離界屈指の破壊力を誇ります。チーム初となる箱根駅伝総合優勝の瞬間は、もはや現実味を帯びたシナリオとして語られています。

加えて、ケニア人留学生の爆発力と安定した日本人選手を融合させた創価大学や、伝統の山登りで幾度も旋風を巻き起こしてきた城西大学、名門復活を掲げる大東文化大学など、強豪校の層は過去に類を見ないほど厚くなっています。誰が勝つか分からない混戦の構図こそ、現在の箱根路最大の魅力です。

【箱根 駅伝 優勝 回数 ランキング】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:箱根駅伝で歴代最多の優勝回数を誇る大学はどこですか?
A1:中央大学です。通算14回の総合優勝を飾っており、1959年から1964年にかけて達成した「大会6連覇」も歴代最多記録として現在も破られていません。

Q2:これまで「大学駅伝三冠」を達成した大学はどこですか?
A2:同一年度に出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝のすべてを制する「三冠」を成し遂げたのは、大東文化大学(1990年度)、順天堂大学(2000年度)、早稲田大学(2010年度)、青山学院大学(2016年度)、駒澤大学(2022年度)のわずか5校のみです。

Q3:往路優勝と復路優勝を別々の大学が獲得した場合、総合優勝はどう決まりますか?
A3:往路5区間(107.5km)と復路5区間(109.6km)の合計所要タイムが最も短かった大学が「総合優勝」となります。そのため、往路・復路のどちらも1位を取れなくても、両日の合計タイムで総合優勝を果たすケースがあります。

Q4:箱根駅伝の連覇記録で最長なのは何連覇ですか?
A4:中央大学が第35回〜第40回(1959〜1964年)に記録した「6連覇」が歴代最長です。次いで日本体育大学の5連覇(第45回〜第49回)、青山学院大学の4連覇(第91回〜第94回)が続きます。

歴代最多14回の優勝を誇る中央大学の金字塔から、早稲田・日大・順天堂が積み上げた黄金期、そして新時代を牽引する青山学院大学と駒澤大学のデッドヒートまで、箱根駅伝の歴史は常に挑戦者たちの情熱によって書き換えられてきました。

國學院大學をはじめとする新たな実力校が台頭し、戦力均衡が進む2026年現在の学生駅伝界。受け継がれてきた1本の襷に込められた重みと、記録に挑み続ける若きランナーたちの疾走から、今後も目が離せません。

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荒川 結衣
トレンドリサーチャー 荒川 結衣
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音楽・舞台・配信番組を8年取材。出演情報は所属事務所や主催者の公式発表のみを採用し、取得日を本文に残します。

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